手術の種類と費用

手術の種類と費用

副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎の症状を緩和するために行う手術は、大きく分けて以下の通り5つあります。

これら5つの手術は、元となる病気によって使い分けられます。

  • 副鼻腔炎1①⑤
  • アレルギー性鼻炎②③④⑤
  • アレルギー性鼻炎でない鼻閉症状④⑤

※鼻閉症状とは、「鼻詰まりが悪化し、もはや日常生活に支障がある状態」を指す医療用語です。

手術費用について

病院・クリニックによってお支払いいただく料金が変わります。
また、一度の手術で複数の手術方法を取る・保険点数の改正・個々人の負担率によっても変動いたします。
下記に挙げる表は、あくまで一例であることをご了承ください。

日帰り手術費用例

手術名 おおよその金額(※3割負担想定)
経鼻的翼突管神経切除術 両側180,000円~200,000円
内視鏡下副鼻腔手術 両側72,000円~200,000円
鼻中隔矯正術 25,000円
下甲介粘膜焼灼術(レーザー) 両側12,000円~13,000円

※手術費用のみ(初診料・再診料・検査費用等を除く)
※内視鏡下副鼻腔手術は、手術の範囲(手術する副鼻腔の数)によって大きく変動します。

実際の手術の手術費用につきましては、必ず担当医やスタッフにご相談下さい。

高額療養費制度について

公的医療制度の一つです。
同じ暦月に、一定額以上の支払いに達した場合、それ以降の超過分を支給する制度です。
原則、払い戻しです。負担額の上限は、所得や年齢に応じて変わります。

全国健康保険協会の場合ですと、以下の流れで払い戻しされます。

  • ① 病院・クリニックを受診。医療費を窓口で支払います。
  • ② 全国健康保険協会に「高額療養費支給申請」を行います。HPに申請書と申請書の書き方が掲載されています。

    保険の種類 被保険者 保険者 問い合わせ・申請先
    健康保険 健康保険の適用事業所で働く民間企業に勤めている方 組合管掌健康保険 健康保険組合 各健保組合担当窓口
    (組合健保)の場合
    全国健康保険協会 全国健康保険協会 協会の各都道府県支部
    管掌健康保険(協会けんぽ)の場合
    船員保険 船舶の船員 全国健康保険協会 船員保険
    共済組合 国家・地方公務員、一部の独立行政法人職員、日本郵政グループ職員、私立学校教職員 共済組合 各共済組合担当窓口
    国民健康保険 医療保険対象者 健康保険・船員保険・共済組合等に加入している勤労者以外の一般住民 市町村と東京都23区の各区 市区町村役所の担当窓口
    退職者医療対象者 被用者年金(厚生年金等)に一定期間加入し、老齢年金給付を受けている65歳未満等の人
    後期高齢者医療制度 75歳以上の人、65歳以上75歳未満の一定の障害のある人 後期高齢者医療広域連合 都道府県後期高齢者医療広域連合窓口
    PDFで見る
  • ③ 全国健康保険協会に医療機関から明細書が送られます。その明細書を審査します。
  • ④ 審査を経て、払い戻しがなされます。

※実際に払い戻しを受けるまで、受診した月から3ヶ月以上かかります。

高額療養費制度について

※同月内の医療費の総額は、複数の医療機関・薬局に渡った場合も含みます。

当院では医療費が高額になると予めわかる方には、以下の方法をおすすめしています。

当院では事前に医療費が高額になることが分かっている場合、
医療機関の窓口に「限度額適用認定証」を提示するという方法をおすすめしております。
こちらは事前の申請が必要です。

協会けんぽに加入されている方は、下記の「限度額適用認定証」のリンクをご参照ください。
申請方法やご質問がある時は、勤務先の健康保険組合か、国民健康保険であれば市役所までお問い合わせください。

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