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甲状腺とは首に存在し、甲状腺ホルモンを作っている臓器です。甲状腺ホルモンは「体の代謝」、つまり体内で必要なエネルギーを作り出すことに強く関わっています。
従って甲状腺ホルモンはヒトが生活していくために絶対必要なものです。ホルモンは多すぎても、少なすぎても体に支障を来します。
甲状腺の病気は、まず大きく二つに分かれます。
一つは形態の異常で、もう一つはホルモンの分泌異常です。
良性の形態異常は基本的には体への影響は少なく、定期的な経過観察で良いことが多いです。
一方で悪性の場合は手術による治療が必要です。
分泌不全による甲状腺機能低下症、甲状腺が破壊される急性・亜急性・慢性甲状腺炎、甲状腺ホルモンの分泌過剰による甲状腺機能亢進症
(1)甲状腺機能低下
甲状腺ホルモンが体内で不足することを甲状腺機能低下症といい、代表的な疾患として慢性甲状腺炎(橋本病ともいいます)があります。
症状としてはむくみ、寒がり、便秘、皮膚のかさつき、集中力の低下、脱毛などの症状がでます。徐々に症状がでてくるため、甲状腺の病気だと分かりにくいことがあります。体がむくんだり、体重が増えたりするため、腎臓や心臓の病気と間違われることもあります。また、60代以降の方だと痴呆と間違われることもあります。
治療法としては甲状腺ホルモン剤を内服することにより不足している甲状腺ホルモンを補います。
また、数%の確率で腫瘍を合併するとされ、定期的にエコーでの経過観察が必要です。
(2)甲状腺機能亢進
甲状腺ホルモンが体内で過剰になることを甲状腺機能亢進症といい、代表的な疾患としてバセドウ病があります。
症状としては動悸、息切れ、汗の増加、体重減少、手の震え、全身の倦怠感、暑さに耐えられないという症状が出ます。
治療法として抗甲状腺薬の内服、手術、アイソトープ治療の3つの治療法があり、患者様の病気の程度やライフスタイルによって異なります。
エコーで腫瘤を確認しながら、腫瘤内の細胞を採取する検査です。採血で使用するのと同じ注射器を用いて行いますので、患者さんの負担を軽減でき、かつエコーで診ただけではわからない甲状腺内の腫瘤を詳しく検査できます。検査自体は5~10分程度で終了します。当日の入浴も可能です。
当院で、穿刺吸引細胞診において細胞が適切に採取出来て、診断できる確率は90%前後です。
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