本ページでは睡眠時無呼吸症候群に関して患者さんからよく受ける質問とその回答を記載しています。
睡眠時無呼吸に関する疑問や不安についてコチラをご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群は自分では気づきにくいため、
などの項目に思い当たる節があれば、一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群は男性の罹患率の方が高い疾患ではありますが、女性も発症します。男性の罹患率が高い一因としては、男性の方が上半身に脂肪がつきやすい体質などが影響していると言われています。また、女性は閉経後や更年期の際にホルモンバランスの変化で発症率が上がるというデータの報告もあります。
喉が細い、舌や扁桃が大きいなどの身体の特徴によって睡眠時無呼吸症候群を発症する場合は予防することは困難です。このような場合は、小さいお子さんのうちから発症している可能性があります。ただし、後天的に30代あたりの基礎代謝が落ちてくる時に発症する睡眠時無呼吸症候群については、生活習慣に気をつけることで発症を予防することが出来ます。具体的には、禁煙・睡眠4時間前以降の飲酒を控える・定期的な運動などです。これらは生活習慣病の予防にもなるので、是非実践していただければと存じます。
ウイルスや細菌感染による疾患ではないため、一緒に過ごしていて病気がうつる(発症する)ことはありません。ただし、高カロリーな食事や屋外よりも屋内で過ごすことが多いなど、同じ食生活や生活スタイルを送っていると発症する可能性はあります。
鼻づまりや喉の炎症など、気道を狭くする症状を薬で一時的に良くすることはできますが、睡眠時無呼吸症候群を薬で治すことは困難です。患者さんの症状によって治療方法は異なりますが、生活習慣の改善や手術、CPAP療法などで症状の改善を図る必要があります。