睡眠時無呼吸症候群を治療するメリットは様々ありますが、効果を実感しやすい点としては「日中の眠気や倦怠感の改善」や「いびきの軽減」などが挙げられます。更に、睡眠時無呼吸症候群による合併症(高血圧など)の予防にも繋がります。
ただし、睡眠時無呼吸症候群の治療は「ただ薬を飲めば治るという病気ではない」「症状の原因や重症度に応じた治療が必要」ということから、患者さんの状態に応じて治療方法を選び、医師と二人三脚で治療を進めていく必要があります。
睡眠時無呼吸症候群の治療方法は主に4つあります。
これらの治療方法について説明していきます。
睡眠時無呼吸症候群の原因は生活習慣の中にも隠れています。 その一例として挙げられるのが下記4点です。
これらをどう改善していくか、詳細はこちらをご覧ください。
CPAP(シーパップ)療法とは、Continuous Positive Airway Pressureの略で、経鼻的持続陽圧呼吸療法ことを指します。気道が塞がれることで無呼吸になる患者さんに有効な手段とされています。鼻にマスクを装着し、鼻から気道へ空気を送り続けることで気道が塞がるのを防ぎます。
尚、鼻呼吸ができない方はまず鼻閉を改善する治療(場合よっては手術)を行い、CPAP治療をする必要があります。
無呼吸症候群専用のマウスピースを作成し、装着することで気道を確保する方法です。下あごが上あごよりも前に出るように設計されているため、舌の根元が前に引っ張られて気道の塞がりが改善されるという仕組みです。このマウスピースの作成に関しては睡眠時無呼吸症候群やいびきについての知識のある歯科医院にて作成してもらう必要があります。
当院から信頼のおける歯科口腔外科を紹介させていただきます。マウスピース療法は簡単で場所も取らないという利点がある一方で、重症度の高い患者さんには効果が不十分となるケースもありますので、まずは医師にご相談ください。
(※マウスピース作成に保険が適用できるかどうかは歯科医院側にお尋ねください)
鼻閉改善手術は当院で実施しております。また成人向けのUPPP(口蓋垂口蓋咽頭形成術)や小児向けの口蓋扁桃摘出術は必要に応じて手術のできる医療機関を紹介させていただきます。
外科手術については詳細はこちらをご覧ください。
睡眠時無呼吸症候群の治療は症状の原因や重症度によって、効果的な治療方法が異なるためまず診察を受けていただくことをお勧めしております。更に睡眠時無呼吸症候群の治療は保険適用となりますが、適用条件として睡眠時無呼吸症候群の疑いありという医師の診断が必要となりますので悩む前にまず当クリニックを受診してください。
いけぶちクリニックは、JR桂川駅や阪急洛西口駅のどちらからもアクセスも良好で京都や大阪からのアクセスに便利です。WEB予約やオンライン診療も実施しておりますのでお気軽にご相談ください。